[095] throw threw thrown
「ねー、―。年明けたよー、お年玉ー。」
わざとこっちをイラッとする言い方でお年玉をねだるのは、多分この学校でだけだと思う…。
「ハイハイ。その言葉は今日だけで5回以上は訊いたよ。」
いい加減、他の人にも言ってきなさい。そういう意味も込めて、右腕にすがりついてくる彼女の額をベシンと軽くはたく。
「だって、それはが何もくれないからじゃん!」
「何でそうなる。」
ちょっと、その理由頭が痛くなってくるんですけど…。溜息つこうとしたけど、に打たれて不発に終わる。
「何でって、世の中がそういうふうに成り立っているからだよ!」
「いや、お前それわけ分かんねーから。言ってること一方的すぎだから。んな、都合の良い理由があってたまるか。」
「あるんだよ。限定で。」
「アホか、ふざけんな。」
そして、もう一度同じ所をはたく。
「痛!ちょっと、何すんだよ!」
え?ちょっとその言い方女性としてまずくない?!と思う俺を他所に、消しゴム(俺の)を投げつけることで応戦する。
「い、痛っ!ちょっと、それ、俺のなんですけど…。」
「知るか。」
「おい!」
ふざけんな!と思って、自分の消しゴムだけど、に投げ返す。が、
「って。」
「あ」
「あ」
狙い外れて、通りがかった土方に命中。
「ちょっとー、何やってんのさ、。」
「事故だよ、事故。ちょっと手元が狂っちゃっただけで俺の責任じゃない。作者の仕業だ。」
「はー、何言ってんだか。完璧お前の所為だし。」
なんだか、自分の命中率の悪さが腹立たしくて、意味もなくに反抗してみる。と、ベンと土方に頭を叩かれる。
「何でもいいが、お前はまず謝れよ。」
「あ、ごめん。」
でも、俺の所為じゃないよ。作者の所為だよ。そう言ったら、「お前は、まだそんな意味不明なこと言うか。」と2発目が入る。
に思いっきり笑われた。